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上海黄浦江が「豚江」に 原因は

2013年03月13日

【新唐人2013年3月13日付ニュース】上海市を流れる黄浦江(こうほこう)の上流松江水域で近日大量の豚の死骸が発見されました。11日現在、回収された豚の死骸は3300頭以上に上り、潮の満ち引きにつれ、依然として大量の死骸が浮き上がってきています。死骸が発見された水域は上海市の水道水の水源地でもあるため、水質汚染に対する不安が高まっています。

 

あるメディアはこられの豚の死因は豚コレラだと報じています。また、上海市農業委員会の話を引用して、ブタサーコウイルスによって豚コレラが引き起こされたと報道。生後5週から6週までの子豚が感染しやすいウイルスで、感染率はおよそ50%だそうです。

 

松江はまるで死の川になったかのようです。このことは中国のネット上でも話題となっています。皮肉がこめられた書き込みを幾つか拾ってみましょう。“鐘山(しょうざん)に風雨が起きると、勇ましい豚3千頭が河に飛び込んだ。黄浦江が1日で豚江(とんこう)に変わり、上海の人民が高湯(カオタン)を飲む”

 

 “豚は汚染に耐えきれず、河に飛び込んで自殺で抗議したのだ”、 “春風が突然吹いてくるように、千万頭の豚が打ち上げられた。黄浦江はこれより「豚江」と呼ばれるべきだ”

 

口蹄疫、アオミミ病、豚インフルエンザから今回のブタサーコウイルス。中国では豚の飼育に多くの薬物が使用され、これは公然の秘密です。しかし、豚の伝染病がいつまでも根絶されないのはなぜでしょうか。11日、財経網の報道記事が豚飼育の秘密を明かしました。

 

報道によると、養豚場では1頭の豚に与えられるスペースは1㎡足らずで、毎週抗生物質が注射されるほか、餌には毎日、病気予防のための様々な薬物、および成長促進剤として重金属の銅や亜鉛、有機ヒ素などが投与されます。結果、豚の免疫力は日に日に低下し、大腸菌やブドウ球菌に感染しただけでも豚は簡単に死亡に至るそうです。

 

また、ある米中共同研究チームの調査研究によると、抗生物質と重金属の過量使用によって、養豚場では薬物に対し耐性が強い細菌が繁殖し、これら細菌はまた豚の糞便を通じて周囲の水や土壌の中に浸透し、人間の健康に危害を及ぼすそうです。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

 

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/03/12/atext861247.html  (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)

 

 

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